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Zoomでのセミナー講師

弁護士 森田祥玄

令和2年6月17日に、名古屋のファイナンシャルプランナー(FP)の方を対象とした、セミナー講師を務めさせて頂きました。

Zoomを用いたセミナーです。
画面共有機能でレジュメを表示しながら、FPの皆さまを対象にお話しをさせて頂きました。

世の中にスマートフォンが普及し始めてから、いろいろ便利な機能やアプリを試してはやめを繰り返しておりました。
そして気がつけばフューチャーフォン(ガラケー)に戻り、結局令和になっても依頼者との連絡は電話とメールが中心でした。
遠方や海外の依頼者とはスカイプを用いて打合せをすることはありましたが、その程度で、弁護士登録後十数年、変化のない通信手段を用いておりました。
しかしZoomが今までの便利な機能やアプリと根本的に違うのは、世の中に一気に普及したことです。
ユーザーがこれだけいて、高い知名度もあります。便利なツールであることには間違いないので、Zoom、そしてチームズあたりは、今後も残り続け、日常業務のなかに組み込まれていくのではないかと思います。

ここで、弁護士がなぜセミナーの講師を担当するのかという、やや哲学的なテーマを検討しなければなりません。

セミナーは準備に時間がかかります。よほどの人気者にならなければセミナー講師を業務として成り立たせるのは難しく、普通に着手金と報酬金を受領して紛争解決業務をしたほうが売上としては効率がよいのが実情です。

それでも私はセミナー講師を喜んでお引き受けしております。

まず1つは、講師業が好きだから、という理由があります。私は法科大学院で講師をしていた時期がありますが、受講生が名古屋で弁護士として活躍し、裁判所で挨拶をされることもあります。横にいる後輩弁護士や学生に「あぁ、あの弁護士さん、僕が教えていたんだよ」と自慢げに言えることは、とても嬉しいことです。多くの弁護士は人に教えるのが好きなのではないかと思いますが、私も例に漏れず、人に教えて、理解して貰うことが好きです。
しかし、Zoomのセミナーで受講生側のマイクをオフにしてしまうと、受講生の反応や、理解度の確認がどうしても難しくなります。ソクラテスメソッドで1人ずつあてていくやり方は、何度も繰り返し、少しずつできるようになっていくしかないかと思います。

また、弁護士がセミナー講師を引き受ける理由のもう1つは、人脈を形成できるから、という理由があります。弁護士がセミナー講師を行ったからといって、そこから直ちには依頼は来ません。名古屋の地域性もあるのかもしれませんが、1回だけのセミナーで信頼を獲得することはできません。
しかし、もともと知っている方にセミナーに参加して頂き、私の専門性をご理解頂いたり、セミナーで私のことを知って頂き勉強会や交流会などで徐々に人間関係を深めて頂けたかたは、2年や3年も経てば、何らかの形でご依頼につながることもあります。
そしてZoomでは、実際のセミナーに比べて、この点でのメリットが減少するように感じます。
但し、この課題も、慣れの問題だろうとも思います。
世間ではZoom飲み会というものも行われている、などの報道もありました。

私のようなロートルの弁護士には慣れるには時間がかかりそうですが、柔軟に対応出来る弁護士ならば、課題を軽く乗り越えて、新しい方式を確立していくのかもしれません。

なお、セミナーのテーマは、「緊急開催:もしものときの、法人破産の基礎知識」でした。法人破産は専門性が高く、弁護士への相談のタイミングを逸すると困難な場面を迎えます。私はAFP兼弁護士という立場で、相談業務にあたる皆さまが知っておくべき基礎知識をお伝えいたしました。

セミナーをご希望のかたは、当事務所にて対応できるテーマとその費用の見積もりをお出ししますので、遠慮なくお声がけください。
もちろん、破産を考えているかたも、遠慮なくお声がけください。