弁護士

山田 敏

Satoshi Yamada

どんなに時代や環境が変わっても、
弁護士の依って立つ基盤は
依頼者の方からの信頼です。

ご挨拶

 弁護士登録をして40年以上が経過しました。時の経つ速さに驚きと感慨を覚えます。この間、世の中は移ろい、列島改造、オイルショック、バブル経済とその崩壊、失われた20年、少子高齢化、そして、”3.11”。 私の仕事の内容も社会の変化に応じて、不動産、倒産と事業再生、離婚や遺言・相続、成年後見…と広がってきました。しかし、受任する事案の種類内容は何であれ、弁護士の依って立つ基盤は依頼者の方からの信頼です。この点は変わりません。これなくしては弁護士の仕事は成り立ちません。
また、他方で、弁護士には紛争の相手方は何を考えているか、また世の中の常識やルールに従って最終的な判断をする裁判官は事案をどう見ているかを読む冷静な判断力も求められます。
 私はこの「依頼者の眼」と「裁判所の眼」という複眼的思考によって事案の解決にあたるように心がけてきました。これからも依頼者の方の抱えた問題の解決と再生のために法律の専門家として寄り添っていきたいと思います。

経歴

1969年 司法試験合格
1970年 東京大学法学部卒業
1972年 弁護士登録
1983年 名古屋弁護士会(現愛知県弁護士会)副会長(~1984年)
1990年 名古屋地方裁判所の借地非訟等関係の鑑定委員(~1999年)
1997年 愛知県弁護士会紛争解決センターのあっせん・仲裁人候補(~現在)
1998年 日本弁護士連合会理事(~1999年)
2002年 家庭裁判所家事調停委員(~2018年)

活動履歴

主な著書・論文

  • 「弁論準備手続⑤-弁論準備手続後の結果の陳述」(新民事訴訟法大系第2巻所収)(青林書院)
  • 「民事再生申立事例分析・営業譲渡と否認権行使、そして清算へ」(季刊・債権管理94号・金融財政事情研究会)
  • 日本弁護士連合会民事訴訟法改正問題委員会編「新民事訴訟法=改正のポイント」(別冊NBL42号)[執筆分担]
  • 日弁連ドイツ民事訴訟視察団編「弁護士から見たドイツ民事訴訟の実態-民訴法改正の手掛かりとして-(成文堂)[執筆分担]

過去に行った講演

1993年破産事件の迅速処理と対策(名古屋地方裁判所管財人等協議会。弁護士向け)
1997年ヴァーチャル体験新民事訴訟法(愛知県弁護士会。弁護士向け)
2001年企業整理再建と民事再生法(名古屋税理士会昭和支部。税理士向け)
2002年民事再生手続からの問題提起(名古屋リーガルリスク研究会。弁護士,金融機関等実務家向け)
2013年倒産事件における弁倫と弁護過誤(愛知県弁護士会。弁護士向け)